加藤泉—LIKE A ROLLING SNOWBALL

東京（原美術館）と群馬（ハラ ミュージアム アーク）という全く異なる展示空間を持つ2館で、加藤泉（1969〜）の初期から最新作までを展観し、今後の展開を占う。力強い人物表現を特徴とする加藤は、1990年代半ばより絵画作品を発表。2000年代に入ると木彫も手がけ、近年はソフトビニール、石、ファブリックなど多様な素材を用いたダイナミックなインスタレーションを展開。新たに版画制作にも取り組んでいる。原美術館では、新たな試みの一つである大判のファブリックを用いたインスタレーションをはじめ、絵画や彫刻など最新作69点を展観。