利心休せよ—正木と茶の湯文化—

泉北郡忠岡町 正木美術館 TEL.0725-21-6000

開催期間:2024年9月7日(土)~12月1日(日)

正木美術館の創設者・正木孝之(1895〜1985)は、中世禅林文化に関心を持ちコレクションを形成していく中で、茶の道を志し、熱心に修練に励むようになった。今展では、茶の湯の世界に焦点を当て、佗茶の大成を成し遂げた千利休(1522〜91)の存命中に描かれた唯一の作品である重要文化財《千利休像》(伝長谷川等伯筆)、大徳寺の開山である宗峰妙超(しゅうほうみょうちょう、1282〜1337)による墨蹟、国宝《大燈国師墨蹟 渓林偈(けいりんげ)・南嶽偈(なんがくげ)》をはじめとする中世禅林文化の作品、また孝之が実際に茶席でも用いた茶道具を紹介する。