初公開 田中一村の絵画—奄美を愛した孤高の画家—

足柄下郡箱根町 岡田美術館 TEL.0460-87-3931

開催期間:2017年4月6日(金)~9月24日(月・振休)

日本画家・田中一村(1908~77)は、幼いころから絵に優れ、18歳で東京美術学校(現・東京藝術大学)に入学し、東山魁夷(1908~99)と同級生になるが、2ヶ月余りで退学。主に独学で制作を続けた。50歳のとき単身で奄美大島に移住。それまで日本画の題材となることのなかった亜熱帯の動植物を描いて、独自の画境を拓いた。今展では、岡田美術館が所蔵する一村の作品5点を初公開するほか、最高傑作とされる《アダンの海辺》(個人蔵、展示期間8月24日~9月24日)を特別展示する。