内藤コレクション 写本—いとも優雅なる中世の小宇宙

台東区 国立西洋美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2024年6月11日(火)~8月25日(日)

印刷技術のなかった中世ヨーロッパでは、聖書や時祷書、聖歌集などを羊や子牛など動物の皮で作った紙に人の手でテキストを書写。膨大な時間と労力をかけて制作される写本には、しばしば華やかな装飾が施されており、美術品としての評価も高い。国立西洋美術館では2015〜20年度にかけて、筑波大学・茨城県立医療大学名誉教授の内藤裕史(1932〜)氏の零葉(れいよう、本から切り離された一枚一枚の紙葉、リーフ)を主とする写本コレクションを寄贈などにより収蔵品に加えた。今展では、この「内藤コレクション」の大部分を含む約150点を一堂に展示。国内外の専門家の協力のもとに進めてきた作品調査の結果を紹介する。

札幌芸術の森美術館 2024年9月7日(土)〜9月29日(日)