再会—興福寺の梵天・帝釈天興福寺中金堂再建記念特別展示

港区 根津美術館 TEL.03-3400-2536

開催期間:2017年1月7日(土)~3月31日(金)

根津美術館が所蔵する《帝釈天立像》(建仁元年(1201)、定慶作)は、明治維新の神仏分離・廃仏毀釈により奈良・興福寺より流出したもの。明治38年(1905)、興福寺の維持・徒弟教育基金設置に協力した益田鈍翁に渡り、破損していた顔面などが新たに造られた。昭和3年(1928)に根津嘉一郎が入手し、現在は美術館の所蔵となっている。この特別展示では、かつては一組の像として興福寺東金堂に安置されていた奈良・興福寺所蔵の重要文化財《梵天立像》(建仁2年(1202)、定慶作)と、長い時を経て再会する。