住吉広行—江戸後期やまと絵の開拓者—

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2022年10月8日(土)~11月13日(日)

住吉家の五代目当主として活躍した住吉広行(1755〜1811)を中心に取り上げる初の展覧会。住吉家は、二代具慶以降、代々幕府の御用を務め、とくに五代広行は、十一代将軍・徳川家斉のもとで老中首座・将軍補佐を務めた松平定信に重用された。「第一章 広行までの流れ」では、土佐家のもとで学び、住吉姓を賜った初代如慶から二代具慶、三代広保、四代広守とその弟子で広行の父、板谷広当の作品を紹介。「第二章 広行の画業」では、広行の代表的な作品をテーマ別に展示し、大和絵の新しい地平を切り開いた広行の画業を明らかにし、「第三章 広行からの流れ」では、六代広尚、七代広貫、八代広賢の作品を紹介する。出陳品37件(会期中一部展示替えあり)。