伊東マンショの肖像新発見!天正遣欧少年使節

台東区 東京国立博物館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年5月17日(火)~7月10日(日)

1582(天正10)年、九州の3人のキリシタン大名の名代として、伊東マンショら4人の少年を中心とする天正遣欧使節団が長崎を出航。ルネサンス期のイタリアのフィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアなどの主要都市で歓迎を受け、ローマ教皇グレゴリウス13世との謁見も果たし、1590(天正18)年に帰国した。2014年3月、ミラノのトリヴルツィオ財団がドミニコ・ティントレット(1560〜1635)筆《伊東マンショの肖像》(1585年、カンバス・油彩、54.0×43.0cm)の存在を発表。使節団が16世紀のヴェネツィアで公式に歓待された事実と、これまで文献でのみ確認されていたティントレットによる油彩肖像画の存在とを裏付ける歴史的な大発見となった。今展では、2016年の日伊国交樹立150周年を記念して、この肖像画を世界初公開。当時、イタリアでの使節団の動向を速報するために出版された「天正遣欧使節記」(重要文化財)や、東京国立博物館が所蔵するキリシタン資料をあわせて展示する。

長崎歴史文化博物館 2016年7月22日(金)〜8月31日(水)
宮崎県立美術館 2016年9月9日(金)〜10月16日(日)