三島喜美代未来への記憶

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2024年5月19日(日)~7月7日(日)

国内外でますます評価の高まりつつある現代美術家・三島喜美代(1932〜)の東京の美術館での初の個展。絵画を出発点に1950年代に活動を始めたが、70年代に入り、陶で雑誌や新聞、段ボールなどを題材とする「割れる印刷物」を手がけ注目を集める。今展では、初期の絵画作品から最新作まで、約90点の作品を通じて70年にわたる創作の軌跡をたどる。ハイライトとなるのは最大規模のインスタレーション作品《20世紀の記憶》(1984〜2013年)。1万個を超える耐火レンガの表面には20世紀の100年間の新聞記事が転写されている。ART FACTORY城南島に常設展示されているが、今展で初めて美術館でのフルスケールでの展示が実現した。