ヨルク・シュマイサー　終わりなき旅

ドイツに生まれ、ハンブルグと京都で学んだのち、オーストラリアを拠点に制作を行なったヨルク・シュマイサー（1942〜2012）。欧米、中東、アジア、そして南極まで世界各地を訪ね、その経験を版に刻んだ。季節の移り変わりにより姿を変える風景や、歳月を重ねて老いてゆく女性の姿など、自分をとりまく世界に起こる「変化」を画面に捉えることを生涯のテーマとしていた。逝去後初の本格的な回顧展。初期から晩年までの代表作を網羅した約180点により、その軌跡をたどる。