ミュシャ展国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業

港区 国立新美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2017年3月8日(水)~6月5日(月)

アール・ヌーヴォーを代表するアーティストの一人として知られるアルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハと発音、1860〜1939)は、パリを中心に華やかなポスターや装飾パネルを手がける一方で、故郷チェコや自身のルーツであるスラヴ民族のアイデンティティをテーマにした作品を多数描いた。50歳で故郷に戻り、晩年の約16年間をかけて描いた《スラヴ叙事詩》(1911〜1928年)は、古代から近代に至るスラヴ民族の苦難と栄光の歴史を壮大なスケールで物語る。およそ6メートル×8メートルの巨大なキャンヴァスに描かれたこの連作全20点を、チェコ国外で世界初公開。日本とチェコ(当時はチェコスロバキア)との国交回復60周年を記念する共同プロジェクトで、かつてない規模でミュシャの生涯の画業を紹介する。