ホーム・スイート・ホーム

大阪市 国立国際美術館 TEL.06-6447-4680

開催期間:2023年6月24日(土)~9月10日(日)

歴史、記憶、アイデンティティ、居場所、役割などをキーワードに表現された国内外で活動する現代美術作家たちによる作品群から、「ホーム」——家そして家族とは何か、私たちが所属する地域、社会の変容、普遍性を浮かび上がらせることを試みる。出品作家は、1910年から1945年までに日本国外に建てられた日本家屋を題材とするプロジェクトを継続的に実施している鎌田友介(かまた・ゆうすけ、1984〜)、中国・上海で生まれ幼少時に青森に移住、日本で育ったというアイデンティティを出発点に映像作品やインスタレーション、写真、絵画などさまざまなメディアで表現している潘逸舟(はん・いしゅ、1987〜)、フィリピンでイギリス人の父親とフィリピン人の母親とのあいだに生まれ、幼少期を下関市で過ごしたあと、15歳でロンドンに移り、現在もロンドンで制作を行っているマリア・ファーラ(1988〜)、主に写真やドローイングの上に刺繍を施した布を重ねたインスタレーションを発表している竹村京(たけむら・けい、1975〜)、ジョージア生まれで、現在はベルリンを拠点にコラージュ、絵画、彫刻、インスタレーション、映像などさまざまなメディアを駆使して作品を発表しているアンドロ・ウェクア(1977〜)、現在ロンドン大学ゴールドスミスカレッジ在学中の映像作家・石原海(いしはら・うみ、1993〜)。アルジェリア生まれのリディア・ウラメン(1992〜)と、韓国・ソウル生まれのソンファン・キム(1975〜)は、レクチャー・プログラムに参加の予定。