ホイッスラー展横浜美術館開館25周年

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー（1834〜1903）は、アメリカのボストン近郊に生まれ、21歳で画家を志しパリに渡る。ロンドンに移住後はラファエル前派の画家たち、さらに印象派の画家たちとも交流を持ちつつ英仏海峡を往来して活躍した。当時の画壇の主流だった歴史や物語を描くのではなく、純粋な視覚的喜びを追求する唯美（ゆいび）主義を主導。ジャポニスムの先駆者としても知られている。
今展は、アメリカ、イギリス、フランスから、ホイッスラーの油彩画・水彩画・版画の代表作約130点が集められた日本では27年ぶり、世界でも20年ぶりとなる大回顧展。浮世絵などの参考作品、資料も展示し、画業の全貌を紹介する。
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