フジタ—色彩への旅

足柄下郡箱根町 ポーラ美術館 TEL.0460-84-2111

開催期間:2021年4月17日(土)~9月5日(日)

1913年に渡仏したレオナール・フジタ(藤田嗣治、1886〜1968)は、1920年代に「乳白色の肌」を完成させ、パリ画壇の寵児となった。その後、1929年の日本への一時帰国の後、パリを離れて南米へと旅立ったフジタは、中米から北米、東北や沖縄をはじめとする日本各地、中国大陸や東南アジアへの移動をつづけ、1949年に渡ったニューヨークを「旅の時代」の最終経由地として、1950年にパリに帰還し、フランス人として一生を終えた。今展では、フジタの旅とそれに伴う色彩の変遷に焦点をあて、フジタの画業の展開と生涯の旅路を紹介する。