フィオナ・タン まなざしの詩学

大阪市 国立国際美術館 TEL.06-6447-4680

開催期間:2014年12月20日(土)~2015年3月22日(日)

中国系インドネシア人の父とオーストラリア人の母の間にインドネシアで生まれ、少女時代をオーストラリアで過ごした後、ヨーロッパに移住。現在はアムステルダム在住の映像作家フィオナ・タン(1966〜)の大規模な個展。自身の血縁者を世界各地に訪ねる私的なドキュメンタリー《興味深い時代を生きますように》(1997年)は、タンの文化的多元性を象徴するものとして注目を集めた。
今展では2009年ヴェネツィア・ビエンナーレで発表された《ディスオリエント》をはじめ、新旧の代表作17点を紹介。展覧会図録(発行:美術出版社)は、フィオナ・タンとその作品をより深く知るための用語集の形をとり、Action(アクション)からWords(言葉)まで79項目を収録。出展作品以外の作品にも言及しており、まさにフィオナ・タンの全貌に迫る内容となっている。