パウル・クレーだれにもないしょ。

スイス生まれの画家パウル・クレー（1879〜1940）については、1990年前後からその「作品の物理的な成り立ち」についての研究が進んだことから、画家が密やかに仕掛けた暗号などが明らかになり、「秘密」好きのイメージが生まれてきた。しかし、今展ではそれだけにとどまらない「秘密」に注目し、クレーの思考と感性に迫ろうと試みる。故郷ベルンのパウル・クレー・センターおよび遺族コレクションより日本初公開31点を含む94点が来日し、国内作品とあわせて110点余を展示。この中にはクレー自身が「特別クラス」と名付けて愛蔵していた作品40点が含まれている。
テレビアニメの先駆者となった漫画家・手塚治虫（1928〜1989）の没年を起点として、現在までの約25年の間に制作されたマンガ、アニメ、ゲームの代表作を幅広い側面から紹介する「ニッポンのマンガ＊アニメ＊ゲーム」展を同時開催。