大阪市 国立国際美術館 TEL.06-6447-4680
開催期間:2025年2月22日(土)~6月1日(日)

国境や土地の境界など物理的なものから、心理的、社会的、文化的なものまで、社会にはさまざまなバウンダリー(境界)が存在し、私たちの行動、思考、価値観を形成する輪郭となっている。物理的・社会的な境界はグローバル化やテクノロジーの進化によって様変わりしているが、一方で新たな分断や排除を生み出している。今展では、国立国際美術館が所蔵する21名の国内外で活躍する現代美術作家による作品を通して、さまざまな「境界」をテーマに私たちの日常や価値観がいかに形成されているのかを可視化するとともに、私たちが「境界」と呼ぶ既存の枠組みを解体し、新たな視座の提示を試みる。鑑賞者が既成概念を超え、多様性や共生の価値を再認識する機会となることを目指している。出品作家は、クリスチャン・ボルタンスキー、フェリックス・ゴンザレス=トレス、廣直高、鎌田友介、マイク・ケリー、キム・ ボム、松井智惠、三島喜美代、ミヤギフトシ、森村泰昌、アリン・ルンジャーン、カリン・ザンダー、シンディ・ シャーマン、田島美加、田中功起、ヴォルフガング・ティルマンス、ヤン・ヴォー、エヴェリン・タオチェン・ワン、 ミン・ウォン、山城知佳子、やなぎみわ。