ジョセフ・アルバースの授業色と素材の実験室

佐倉市 DIC川村記念美術館 TEL.050-5541-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2023年7月29日(土)~11月5日(日)

ドイツ生まれの画家・デザイナー、ジョセフ・アルバース(1888〜1976)は、造形学校バウハウスで学び、のちに教師となって基礎教育を担当。1933年にバウハウスが閉校して間もなく、創立されたばかりのブラックマウンテン・カレッジから招聘を受け、妻アニとともにアメリカに移住した。1950年、イェール大学に着任し、この頃から色彩への取り組みで知られるようになり、20年以上にわたって正方形による決まったフォーマットに色彩を配置した絵画シリーズ〈正方形讃歌〉を作り続けた。1972年には、過去に制作した作品を元にした集大成ともいえる版画集〈フォーミュレーション:アーティキュレーション〉を出版。今展は、ジョセフ&アニ・アルバース財団の全面的な協力を得て実現した日本初の回顧展。国内初公開作品を含む絵画や関連資料など約100点を展観。実験的な授業をとらえた写真や映像、学生の作品も紹介し、制作と教育活動の両側面からアルバースの全貌に迫る。