ジュリア・マーガレット・キャメロン展From Life—写真に生命を吹き込んだ女性

インドのコルカタに生まれ、イギリスの上層中流階級の夫人として社交に励んでいたジュリア・マーガレット・キャメロン（1815〜1879）は、48歳にして娘夫婦から贈られたカメラにより独学で写真術を身につけ、わずか1年半後には公的な評価を得るようになった。記録媒体に過ぎなかった写真を芸術の次元に引き上げようと試みたキャメロンの業績を紹介する日本初の回顧展。ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館が企画し、世界6ヶ国を回る世界巡回展の一環で、貴重なオリジナルプリントをはじめ、約150点の写真作品や書簡などの関連資料を一堂に紹介する。