シャセリオー展19世紀フランス・ロマン主義の異才

台東区 国立西洋美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2017年2月28日(火)~5月28日(日)

11歳で新古典主義の画家ドミニク・アングル(1780〜1867)に入門を許されたテオドール・シャセリオー(1819〜1856)は、やがてウジェーヌ・ドラクロワらのロマン主義に傾倒して師と袂を分かつ。26歳でアルジェリアを旅したシャセリオーは、オリエンタリズムの作品も残している。代表的な仕事は公共建築などの壁面装飾で、後に象徴主義の画家と呼ばれるピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ(1824〜1898)やギュスターヴ・モロー(1826〜1898)らに影響を与えた。本国フランスでも作品をまとめて見ることは稀なシャセリオーの芸術を紹介する日本初の本格的な回顧展。シャセリオーの作品や資料約90点を中心に、シャヴァンヌやモローらも合わせて絵画・素描・版画・写真等、総数約110点を展示する。