オルセーのナビ派展美の預言者たち—ささやきとざわめき

19世紀末のパリ、画塾アカデミー・ジュリアンで出会ったピエール・ボナール（1867〜1947）、エドゥアール・ヴュイヤール（1868〜1940）、モーリス・ドニ（1870〜1943）、マルグリット・セリュジエ（1879〜1950）、フェリックス・ヴァロットン（1865〜1925）らを中心とする若き画家たちが、自らを「ナビ（ヘブライ語で“預言者”）」と呼んで、新たな芸術表現を模索した。これまで個々の作家の個展などは開かれてきたが、今展ではこの芸術活動の全体像を日本で初めて本格的に紹介。オルセー美術館が誇る「ナビ派」コレクションから、ナビ派を代表する作品や新規収蔵品がまとめて81点出品される。