ウォルター・クレインの本の仕事絵本はここから始まった—

大津市 滋賀県立近代美術館 TEL.077-543-2111

開催期間:2017年2月4日(土)~3月26日(日)

19世紀後半にイギリスで活躍し、現代の絵本の基礎を築いたウォルター・クレイン(1845〜1915)の本の仕事を中心に、その芸術を本格的に紹介する日本初の展覧会。画家の息子としてリバプールに生まれたクレインは、多色刷木口木版の技術を開発した彫版師・摺師のエドマンド・エヴァンズにその才能を見出され、1865年に二人で全頁カラー刷りのトイ・ブック(8-12頁ほどの絵本)を生み出した。1877年以降、トイ・ブックの仕事から手を引くが、生涯、子ども向け・大人向けの挿絵の分野で数々の傑作を生み出す一方、デザイナー、理論家、教育者、画家など多方面で活躍した。ウィリアム・モリスとの交友やジャポニスムの影響を示す資料なども展示する。

千葉市美術館 2017年4月5日(水)〜5月28日(日)