ウィーン・スタイル　ビーダーマイヤーと世紀末生活のデザイン、ウィーン・劇場都市便り

19世紀初頭から20世紀初頭にかけてのウィーンは、ドナウ流域周辺から集まった人と文化が交差する中欧随一の近代文化の中心地であり、生活文化の発展において見逃すことのできない二つの輝かしい潮流が花開いた。今展では、この二つのスタイル、すなわち世紀転換期のモダンスタイルとそのルーツであるビーダーマイヤー様式について、銀器、陶磁器、ガラス、ジュエリー、ドレス、家具など多彩な作品を通じて、その共通性やスタイルの継承と発展を相互比較も交えながら紹介する。