インド近代絵画の精華—ナンダラル・ボースとウペンドラ・マハラティインド独立75周年・日印国交樹立70周年

神戸市 神戸市立博物館 TEL.078-391-0035

開催期間:2023年1月14日(土)~3月21日(火・祝)

ニューデリー国立近代美術館のコレクションにより、インドの近代美術を代表する二人の画家を紹介。ナンダラル・ボース(1882〜1966)は、アバニンドラナート・タゴール(1871〜1951)をはじめとするベンガル派の画家たちから大きな影響を受けたことで知られている。ベンガル派は、20世紀初頭、岡倉天心(1862〜1913)や横山大観(1868〜1958)、菱田春草(1874〜1911)らとも交流し、急激な西洋化の波の中で、西洋画ではなく伝統的な絵画技法を重要視した。もう一人のウベンドラ・マハラティ(1908〜81)は、ボースの次世代として登場し、インド近代絵画を牽引.1950年代に2年間日本に滞在しており、留学を契機として仏教的な主題を多く手がけるようになった。