アリス—へんてこりん、へんてこりんな世界—Alice: Curiouser and Curiouser

イギリスの数学者、理論家、写真家、作家、詩人のルイス・キャロル（本名：チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン、1832〜1898）は、児童小説『不思議の国のアリス』（Alice's Adventures in Wonderland、1865年）と続編『鏡の国のアリス』（Through the Looking-Glass, and What Alice Found There、1871年）を、挿絵画家ジョン・テニエル（1820〜1914）の描く印象的なキャラクターとともに発表。以来世界170以上の言語に翻訳され、児童文学の枠を超えてさまざまなジャンルに影響を与え続けている。5千年にわたる人類の創作活動を紹介するコレクションを有するロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館（略称V&A）の企画による世界巡回展で、同館および海外所蔵作品を中心に、日本オリジナル展示も加えた約300点。アート、映画、音楽、ファッション、演劇、写真などに表現されてきたアリスの世界を一堂に紹介する。