ふたつの柱—江戸絵画/現代美術をめぐる

千葉市 千葉市美術館 TEL.043-221-2311

開催期間:2016年6月1日(水)~6月26日(日)

千葉市美術館のコレクションの「ふたつの柱」ともいえる江戸絵画と現代美術をあわせて展示する。現代美術は、水難事故で夭折した諏訪直樹(1954〜1990)の最後の大作《無限連鎖する絵画 PART3》(1990年、180×2100cm、アクリル絵具、岩絵具、綿布)をはじめ、中西夏之、桑山忠明、トーマス・ルフ、岡崎乾二郎らの作品を、江戸絵画からは、葛飾北斎らによる摺物や、歌川国貞、溪斎英泉らの錦絵、曽我蕭白、伊藤若冲らの水墨画などを展示。ダン・グレアムの鏡やハーフ・ミラーを用いた立体作品《円形の入口のある三角柱(ヴァリエーションE)》(1997年)に、山口勝弘《ヴィトリーヌ:風景1958》やリチャード・ロング《水石の輪》(1996年)、円山応挙《富士三保図屏風》(1719年)、鶴沢深山《山水図》(1719年)などが映り込む光景は、今展ならではの見どころ。