はじまり、美の饗宴展すばらしき大原美術館コレクション

港区 国立新美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年1月20日(水)~4月4日(月)

1930年、実業家・大原孫三郎(1880〜1943)により西洋美術を紹介する日本初の本格的な美術館として岡山県倉敷市に設立された大原美術館。岡山県出身の洋画家・児島虎次郎(1881〜1929)がヨーロッパで収集したエル・グレコ《受胎告知》をはじめとする作品を礎に始まり、現在まで、倉敷での現地滞在制作などを通じてコレクションを拡充してきた。今展は、オリエントや中国の遺品を紹介する「古代への憧憬」、モネ、ゴーギャン、ピカソらの名品による「西洋の近代美術」、児島虎次郎、関根正二、古賀春江らの代表作を含む「日本の近代洋画」、芹沢銈介、棟方志功ら「民藝運動ゆかりの作家たち」、「戦中期の美術」、「戦後の美術」、「21世紀へ」という7章構成で、大原美術館の全貌と活動の軌跡を紹介する館外での初の大規模な展観。