『月映』1914-1915田中恭吉・藤森静雄・恩地孝四郎—木版画にいのちを刻んだ青春

宇都宮市 宇都宮美術館 TEL.028-643-0100

開催期間:2014年11月16日(日)~12月28日(日)

1914年9月、3人の美術学生、田中恭吉(1892〜1915)、藤森静雄(1891〜1943)、恩地孝四郎(1891〜1955)それぞれが刻んだ木版画と詩をまとめた私家版の同人誌『月映(つくはえ)』が誕生した。その後、雑誌『白樺』を刊行していた洛陽堂から約200部ずつ公刊されるが、翌年の田中の病死により1915年11月の第7号で終わる。
創作版画運動を研究している宇都宮美術館では、2009年に収蔵した全7号のうち5冊を合本した状態の『月映』を刊行100年を記念する今展のために解体し、その全貌を紹介。全国の所蔵美術館の協力を得て、公刊『月映』を全冊展示するのはもとより、貴重な私家版や関連作品も展示する。

和歌山県立近代美術館 2015年1月17日(土)〜3月1日(日)
愛知県美術館 2015年4月17日(金)〜5月31日(日)
東京ステーションギャラリー 2015年9月19日(土)〜11月3日(火・祝)