「数寄者」の現代—即翁と杉本博司、その伝統と創造

港区 荏原 畠山美術館 TEL.03-3447-5787

開催期間:2025年10月4日(土)~12月14日(日)

日本の文化と美術を換骨奪胎し、その中に新しい光を差し入れる現代美術家・杉本博司(1948〜)の新作を含めた作品と、荏原 畠山美術館のコレクションとのセッションを通して、数寄の精神と茶の美とは何かを問う展観。荏原 畠山美術館の新館の基本設計を担当した新素材研究所を主宰する杉本が、その設計空間の趣旨を生かし、新空間にふさわしい新作とコレクションを発信する。荏原 畠山美術館の創設者・畠山一清(号:即翁、1881〜1971)は近代数寄者の最後世代にあたり、晩年には自身の茶道具コレクションを鑑賞する「場」にこだわり、荏原 畠山美術館本館を構想した。