「クマのプーさん」展

「クマのプーさん」（Winnie-the-Pooh）は、イギリス人作家A.A.ミルン（1882〜1956）によってイギリスとアメリカで出版された2冊の詩集『クリストファー・ロビンのうた』（When We Were Very Young、1924年）と『クマのプーさんとぼく』（Now We Are Six、1927年）、最もよく知られる2冊の物語『クマのプーさん』（Winnie-the-Pooh、1926年）と『プー横町にたった家』（The House at Pooh Corner、1928年）からなるシリーズ。今展では、シリーズ4部作の挿絵を手がけた挿絵画家E.H.シェパード（1879〜1976）が、1950年〜60年代、アメリカのダットン社のシリーズ新装版のために描いた原画約100点（現在刊行されている岩波書店の『クマのプーさん　プー横町にたった家』の表紙や口絵にも使われている）を展示。詩の朗読や、物語の舞台となったイングランド南部のアッシュダウンの森を撮り下ろした映像インスタレーションなどを交え、「クマのプーさん」の物語世界をたどる。