風景解剖学—古今東西、風景画のしくみ

静岡市 静岡県立美術館 TEL.054-262-3737(テレホンサービス)

開催期間:2014年11月26日(水)~2015年1月4日(日)

「東西の風景画」を収集の柱の一つとしている静岡県立美術館のコレクション展。今展では、「人」「地面」「山」「建物」「道」「水」「空」など、風景画を構成するパーツに着目して会場を構成。例えば、江戸時代の谷文晁の《連山春色図》と17世紀にローマで活躍したクロード・ロランの《笛を吹く人物のいる牧歌的風景》を並べて展示し、ともに山岳や平地、水辺を組み合わせ、人物や建築を巧みに配置した「理想郷」であることを示すなど、さまざまな時代や地域の風景表現の魅力を紹介する。