雪村とその時代

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2021年11月19日(金)~12月26日(日)

16世紀という動乱の時代に常陸(ひたち、現在の茨城県常陸大宮市)に生まれ、80有余年におよぶ生涯を東国で全うし、気宇壮大な水墨画を数多く残した雪村(せっそん)。重要文化財《呂洞賓図》、同《自画像》に代表される大和文華館所蔵の雪村作品全7件に、京都国立博物館所蔵の重要文化財《琴高・群仙図》(〜12月12日(日)展示)をはじめとする特別出陳作品3件を加え、その魅力に迫る。今展では、雪村以前の中世檀林の初期水墨画や、同時代に都で活躍していた狩野派などの作品も展示し、雪村の独創性に改めて注目する。