陶上の華やぎ —五彩と色絵—

奈良市 大和文華館 TEL.0742-45-0544

開催期間:2023年5月23日(火)~7月2日(日)

陶磁器の表面に釉薬を施して焼成し、さらにその上にさまざまな色で文様を描き、彩る釉上彩という技法は、中国では五彩、日本では色絵と呼ばれる。中国では磁州窯系の窯で焼造された宋赤絵や時期の開発などの段階を経て展開され、赤や黄、緑、紫、青、黒などの多彩な色で絵画のように文様を細密に描写することを可能にした。日本では江戸時代初めに磁器の焼造と上絵付けが行われるようになる。今展では、館蔵の作品から中国と日本を中心に、オランダのデルフトやドイツのマイセンも含め、華やかな色彩の陶磁器約90件を紹介する。