野見山暁治　寄贈記念展

102歳で現役の洋画家・野見山暁治（1920〜）が、2020年、出身県である福岡県に、戦前期から終戦直後、フランス滞在期、帰国後、以降2011年までの画業の流れを物語る37点の油彩画を寄贈した。なかでも今回の寄贈の約半数を占める90年代以降の大作の数々は、ものから根源的な形象を取り出し、絵画のダイナミズムを生み出したまさに野見山芸術の真骨頂ともいえる。今展は、特別出品として100歳を超えて制作された新作も含め、総点数約60点（会期中一部展示替えあり）で構成する。