郷愁と未来の輝き—クレパス画名作展山本鼎から鴻池朋子まで

姫路市 姫路市立美術館 TEL.079-222-2288

開催期間:2016年4月9日(土)~6月19日(日)

数ある洋画材料の中で、唯一日本で開発された描画材料クレパス。1925年に誕生してから、山本鼎(かなえ)が推進した自由画教育運動の振興とともに普及したため子ども向けの画材というイメージが強いが、塗りこめる、擦る、引っ掻くなどさまざまな行為を通して豊かな表現を得ることができる。梅原龍三郎、小磯良平、岡本太郎など大正・昭和の時代に活躍した作家から、舟越桂、鴻池朋子、入江明日香ら現代の作家まで、116人によるクレパス画154点を紹介。小磯、岡本らの油彩画も展示し、画材の特性と共通性にも迫る。