遥かなるルネサンス天正遣欧少年使節がたどったイタリア

1585年3月から8月にかけてイタリアを訪れ、ローマ教皇に謁見したのをはじめ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノなど各都市を訪ねた天正遣欧少年使節。今展では、彼らの足跡をたどりつつ、「日本人が初めて見たヨーロッパ文化」「日本人が初めて見たイタリア・ルネサンスの芸術」の再現を試みる。メディチ家のお抱え画家ブロンズィーノが描いた《ピア・デ・メディチの肖像》（1542年頃、ウフィツィ美術館）、ヴェネツィアの画家ティントレットが描いた《伊東マンショの肖像》（1585年、トリヴルツィオ財団）などの絵画をはじめ、タピスリー、陶器、ガラスなどの工芸品や書簡資料なども展示される。