近代輸出漆器のダイナミズム—金子皓彦コレクションの世界―

横浜市 神奈川県立歴史博物館 TEL.045-201-0926

開催期間:2024年4月27日(土)~6月30日(日)

漆器は古くは中世から世界の人々を魅了してきたが、1859年の横浜開港後は、万国博覧会などで西洋からさらなる注目を集め、国外への輸出が本格化した。今展は、輸出工芸のコレクターとして海外で主に収集してきた金子皓彦(1941〜)氏のコレクションを中心に、横浜で生産された貝や象牙などを立体的に象嵌する芝山漆器や、静岡・会津などの産地で制作され、横浜を通じて海外へ渡った輸出漆器を紹介。あわせて、同時代に漆器と括られることもあった寄木細工や木象嵌などの輸出向けの木工芸も展示する。