赤瀬川原平の芸術原論展1960年代から現在まで

広島市 広島市現代美術館 TEL.082-264-1121

開催期間:2015年3月21日(土・祝)~5月31日(日)

千葉市美術館から始まった巡回展の開催を目前にして亡くなった芸術家・赤瀬川原平(1937〜2014)の大回顧展。1958年より無審査の読売アンデパンダン展に出品を始め、1960年に故・荒川修作らと前衛美術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。1963年には、故・高松次郎、中西夏之と「ハイレッド・センター」の活動を開始するなど、前衛美術家としてその経歴を始めたが、1968年頃からは漫画家・イラストレーターとして活躍、70年代末より尾辻克彦の筆名で小説を書き始め、1981年に『父が消えた』で芥川賞を受賞した。80年代以降は、「超芸術トマソン」「路上観察学会」「ライカ同盟」などの活動の中で写真家として発表を行っていた。今展では、約550点におよぶ多彩な作品・資料を通して、50年を超える活動の全貌を紹介する。