赤瀬川原平の芸術原論展1960年代から現在まで

大分市 大分市美術館 TEL.097-554-5800

開催期間:2015年1月7日(水)~2月22日(日)

千葉市立美術館で2014年10月に始まった巡回大回顧展の開催を目前にして亡くなった芸術家・赤瀬川原平(1937〜2014)。1958年より無審査の読売アンデパンダン展に出品を始め、1960年に故・荒川修作らと前衛美術集団「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」を結成。1963年には、故・高松次郎、中西夏之と「ハイレッド・センター」の活動を開始するなど、前衛美術家としてその経歴を始めたが、1968年頃からは漫画家・イラストレーターとして活躍。70年代末より尾辻克彦の筆名で小説を書き始め、1981年に『父が消えた』で芥川賞を受賞した。80年代以降は、「超芸術トマソン」「路上観察学会」「ライカ同盟」などの活動の中で写真家として発表を行っていた。
今展では、約350点におよぶ多彩な作品・資料を通して、50年を超える活動の全貌を紹介。図版420点と日英の解説、エッセイを収録した資料として貴重な図録(442ページ、重さ1320g)も発行されている。

広島市現代美術館 2015年3月21日(土・祝)〜5月31日(日)