菊川京三の仕事—『國華』に綴られた日本美術史

宇都宮市 栃木県立美術館 TEL.028-621-3566

開催期間:2019年11月2日(土)~12月22日(日)

栃木県小山市で幼少期を過ごした日本画家・菊川京三(1897〜1985)は、現在も刊行が続く日本初の美術研究誌『國華』(1889年創刊)の図版制作者として、コロタイプ木版による複製図版を多数作成した。生前に菊川本人から栃木県立美術館に寄贈された600点を超える複製図版・下絵などから選りすぐった作品を約40年ぶりに公開。84歳で退社するまで勤続60年に及んだ菊川の技術と仕事を紹介する。これまで公開の機会が少なかった美人画の作品もあわせて展示する。