米倉壽仁展透明ナ歳月 詩情(ポエジイ)のシュルレアリスム画家

甲府市 山梨県立美術館 TEL.055-228-3322

開催期間:2022年11月19日(土)~2023年1月22日(日)

明治末期の山梨に生まれた米倉壽仁(よねくら・ひさひと、1905〜1994)は、シュルレアリスムに独学で取り組み、戦前から前衛画家が集った「美術文化協会」や、戦後に自身が結成した「サロン・ド・ジュワン」などで詩情あふれる幻想的な絵画作品を発表すると同時に、詩集『透明ナ歳月』(1937年)をはじめとする文芸作品を残した。今展では、米倉のおもな画業をたどるとともに、福沢一郎や北脇昇といった米倉が関わった画家や、サルバドール・ダリやマックス・エルンストなど当時の日本の画家たちが影響を受けた海外作家の作品もあわせて展示する。