禅ものがたり—道釈人物画をよみとく—

泉北郡忠岡町 正木美術館 TEL.0725-21-6000

開催期間:2023年9月2日(土)~12月3日(日)

道釈人物画という絵画のジャンルは、弟子が師の法を正しく受け嗣いだ証として、師の肖像画である頂相や、直筆の墨蹟が与えられるという禅宗文化の中で生まれ、成立した。今展では、仏教と道教の垣根を超えた多才な尊像を含む道釈人物画に着目。正木美術館が所蔵する重要文化財《六祖慧能図》をはじめ、円爾弁円の肖像画《聖一国師頂相》や、臨済宗無窓派の僧・春屋妙葩の墨蹟《消息》、啓孫筆《布袋図》など、室町時代を中心に制作された頂相、墨蹟、道釈人物画を中心に紹介する。