生誕150年/没後70年 香取秀真の眼

佐倉市 佐倉市立美術館 TEL.043-485-7851

開催期間:2025年1月31日(金)~3月23日(日)

佐倉市にゆかりのある金属工芸(金工)作家・香取秀真(かとり・ほつま、1874〜1954)は、一方で金工史研究家として多数の著書を著し、国宝保存会委員、重要美術品等調査委員会委員、文化財専門審議会専門委員などを歴任し、国宝・重要美術品の選定などに深くかかわった。秀真の金工史研究に裏打ちされた古典的な作品は、多くの後進の作家に影響を与え、「伝統的」な美意識の源泉となっている。今展では、秀真の観た古美術品、あるいは同時代の作品と、秀真の作品を併せて展示することにより、秀真が評価したもの、取り入れたもの、現在に通じる「古典」の源流を探ろうとする。