目黒区 東京都写真美術館 TEL.03-3280-0099
開催期間:2019年11月12日(火)~2020年1月26日(日)
大阪生まれの山沢栄子(1899〜1995)は、はじめ日本画、1926年に渡米して油絵を学んでいたが、同時にアメリカ人写真家コンスエロ・カナガの助手となり、写真技術を習得。1929年帰国、1931年大阪に写真スタジオを開設し、ポートレイト写真家として活躍した。戦後は商業写真家として再出発するが、1955年にカナガに招かれてアメリカを再訪した後、抽象写真の制作を始める。1970〜80年代に「私の現代/What I am doing」と題した個展を多数開催して作品を発表。今展では、この抽象写真シリーズを中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、戦前の活動を伝えるポートレイトや関連資料など約140点を展示し、日本における女性写真家の草分けとして活躍した山沢の歩みをたどる。TOP(東京都写真美術館)コレクションから、アルフレッド・スティーグリッツをはじめとする1920年代以降のアメリカ近代写真の作品と山沢への影響も探る。
西宮市大谷記念美術館 2019年5月25日(土)〜7月28日(日)(終了)
第12回恵比寿映像祭 2020年2月7日(金)〜2月23日(日・祝)