生誕120年 古賀忠雄展塑造(像)の楽しみ

練馬区 練馬区立美術館 TEL.03-3577-1821

開催期間:2023年11月17日(土)~2024年2月25日(日)

練馬区に長くアトリエを構えていた彫刻家・古賀忠雄(1903〜79)を紹介する展覧会。佐賀市生まれの古賀は、東京美術学校彫刻科塑造部本科在学中の1929年、第10回帝展に《佛心》を出品し初入選。その後帝展で活躍し、日本彫塑会委員長、日本陶彫会会長などを歴任した。今展では、古賀の活動の中から、木や石を彫り刻む「彫刻(carving)」とは異なる、粘土などを足し引きし形を生み出す「塑造(modeling)」で作られる塑像に注目。約30点の塑像作品に加え、地元の佐賀県や練馬区内、あるいは全国各地の公共空間に設置された作品をパネルで紹介し、古賀作品の魅力はもとより、塑造(像)をさまざまな側面から見て考える楽しみを提示する。