生誕三百年 同い年の天才絵師 若冲と蕪村

港区 サントリー美術館 TEL.03-3479-8600

開催期間:2015年3月18日(水)~5月10日(日)

尾形光琳が没した正徳6年(1716)、京都に伊藤若冲(1716〜1800)、大坂で与謝蕪村(1716〜1783)が生まれた。京都の著名人を列挙する『平安人物誌』の初版(1768)、二版(1775)、三版(1782)の「畫家」(画家)の項に載る二人は、四条通り周辺の歩いて十分足らずのところに住んでいたが、二人の間には交際の記録がないという。今展では、92年ぶりに存在が確認された与謝蕪村《蜀桟道図》がシンガポールより出品されるのをはじめ、近年MIHO MUSEUMに収蔵された与謝蕪村の銀地《山水図屏風》と伊藤若冲《象と鯨図屏風》が東京で初めて展示されるなど、若冲と蕪村の代表作と新出・未紹介作品を展観。さらに、長崎派や中国・朝鮮画家の作品を二人の作品と並べて展示し、その影響についても考える。展示替(出品リスト)をしながら、総数223件を展示。

MIHO MUSEUM(滋賀) 2015年7月14日(土)〜8月30日(日)