漆芸名品展—うるしで伝える美の世界—

世田谷区 静嘉堂文庫美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年10月8日(土)~12月11日(日)

静嘉堂文庫美術館が所蔵する日本・中国・朝鮮・琉球などの、900件を超える漆芸品から優品を精選し、10年ぶりに公開する。とくに3年に及ぶ修理を経て、色調も明るく甦った重要文化財《羯鼓催花(かっこさいか)・紅葉賀図(もみじのがず)密陀絵(みつだえ)屏風》(二曲一双、桃山〜江戸時代初期、17世紀)を修理後初公開。蒔絵(まきえ)や金貝(かながい)、螺鈿(らでん)など漆芸の各種技法を駆使した上、密陀絵(一種の油絵)技法も用いている豪華な大作は、作者、制作背景ともに不明という謎に満ちた作品である。一部展示替をしながら全102件を展観。