江戸の博物学〜もっと知りたい!自然の不思議〜

世田谷区 静嘉堂文庫美術館 TEL.03-5777-8600(ハローダイヤル)

開催期間:2016年6月25日(土)~8月7日(日)

自然に存在するモノについて幅広く研究する博物学。日本では中国の本草学を取り入れてきたが、江戸時代後期の1700年代半ば頃からは、西洋の博物学の影響も受けるようになった。日本人による初めての本格的な本草書『大和本草』(貝原益軒撰、宝永6年(1709)刊)、日本初の本格的彩色植物図譜『本草図譜』(岩崎灌園撰、天保15年(1844)頃)、263種類の魚類を描いた初公開の『鱗鏡』(木村黙老撰、嘉永6年(1853))をはじめ、美しい図を楽しめる数々の資料を紹介する。