正倉院宝物を受け継ぐ—明治天皇に始まる宝物模造の歴史—

渋谷区 明治神宮ミュージアム TEL.03-3379-5875

開催期間:2023年12月23日(土)~2024年2月25日(日)

正倉院宝物は、光明皇后(701〜60)が聖武天皇(701〜56)の遺愛品を東大寺の盧舎那仏に捧げたことに始まるが、1877(明治10)年に明治天皇が正倉院宝物を展覧した際に毀損しているものが少なくなかったことから宝物の整理・修理を命じられ、これが現代まで続く正倉院宝物の修理や模造製作の第一歩となったとされている。今展では、明治時代から現代までに再現された模造品を通じて、再現するための技術や最新の研究成果を紹介する。