世田谷区 世田谷文学館 TEL.03-5374-9111
開催期間:2015年4月25日(土)~7月5日(日)
映画、ミステリー、モダン・ジャズ、そして本人が「雑学」と呼んだように海外の幅広い文化を、植草流ともいうべき独特の文体で紹介し、1960年代後半から70年代にかけて多くの読者から熱烈に支持された文筆家・植草甚一(1908〜1979)。2013年に遺族より大量の品々の寄贈があり、現在のコレクションは、スクラップ・ブックやノート約240点、草稿や原稿約50点、日記約30点、図書・雑誌、写真類など総数1,200点以上となった。今展は、1930年代のスクラップ・ブックから晩年のノートまでをカテゴリー別に披露し、植草の独創的な思想と生き方を立体的に紹介する過去最大規模の回顧展。入院中に空想していた古書店「三歩屋(さんぽや)」をイメージしたコーナーでは、植草が言及したコメントが「しおり」として挟まれている書籍を手にとって立ち読みすることができる。
宮西達也ワンダーランド展 ヘンテコリンな絵本の仲間たち 2015年7月25日(土)〜9月23日(水・祝)