板倉鼎・須美子展よみがえる画家

目黒区 目黒区美術館 TEL.03-3714-1201

開催期間:2017年4月8日(土)~6月4日(日)

東京美術学校(現・東京藝術大学)西洋画科で岡田三郎助らの指導を受けた板倉鼎(1901〜1929)は、在学中から帝展に入選して頭角をあらわした。1926年に、妻・須美子(1908〜1934)とともにハワイからアメリカ本土を経てフランスへ上陸。パリで夫の指導により絵画制作を始めた登美子と二人で1927年のサロン・ドートンヌに入選を果たしたのをはじめ、次々と作品の発表を続けていた。鼎はパリで客死、須美子も帰国後まもなく病に倒れたため、広く一般に知られることがなかったが、近年ようやく研究が進められている。2015年に開催された初めての回顧展「よみがえる画家 板倉鼎・須美子展」(松戸市教育委員会主催)をもとに、二人の魅力的な作品を紹介。